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まめのカメラブログ

カメラが好きな八王子在住 28歳のブログ

Panasonic FZ300 1年使用してみた感想

野鳥撮影のために2020年末に購入した
Panasonic FZ300を約1年使ってみた感想、レビューになります。




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とりあえず完結に
良かったところ と
悪かったところ を箇条書き+補足で書きます。

【良かったところ】

良かった点その1
・持ってないくらい軽い

ズボラな僕としては何kgもする高価な大砲レンズを購入できたとしても
重すぎて中々野鳥撮影に出かけないんじゃないかと思う。
極度のめんどくさがり屋だから笑

重いと野鳥撮影のハードルが上がってしまうというか、ね。

PENTAX K70に75-300mmを付けた状態で持ち歩いた時にホトホト疲れてしまった経験もあって、なるべく軽いほうがいい。

大砲レンズに三脚まで担いで撮影している人達を見ると、「重そう…(´๑•_•๑)」と思ってしまって、尚更軽量主義になってしまう。

僕が基本的に移動手段が電車なのも理由の1つだと思う。電車移動だと思ってるより歩く。重みが肩にのしかかる。

その点、Panasonic FZ300は1kgもない。
小さいカメラバックにFZ300を入れて野鳥撮影に出かけるんだけど、

「あれ?軽すぎる…バックに入れ忘れたか?!」
と不安になってバックを開けるとちゃんとFZ300はいた笑

持ってないくらい軽い

FZ300の最もいい点だと思った。





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良かった点その2
・F2.8通しの使い勝手の良さ

FZ300を購入した決めてでもあるF2.8通しのスペック。シャッタースピードが要求される野鳥撮影でとても使い勝手が良い。
曇りの日でも1/100sは稼げるのでありがたかった。



良かった点その3
・AFが早い

AF(オートフォーカス)で不満に思ったことはほとんどありませんでした。
ピントがすぐに合う。

河原の野鳥を撮る分にはこのAFにとても助けられた。
ただ山野の野鳥は入り組んだ枝の奥にいることが多い。そういう場合にうまくAFが合わないことがあったけど、MFに切り替えてピントを合わせれば大丈夫(ピント合わせ難しいけど)。ただMFに切り替えてる隙に飛び立ってしまうことも多々あった笑
これはもうAF性能の良い一眼カメラたちには敵わない部分かもしれないけど、ブリッジカメラとしては合格点だと思う。




次に悪かった点


悪かった点その1
・やっぱり画質が悪い

1/2.3型センサーなので望遠はやっぱり画質が悪い。
野鳥の毛の1本1本は写せず、なんだか絵の具のようなベタっとした写りになる。


このカワセミ
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拡大すると
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ん〜滲んでる。
ピントもばっちり合ってはないんだけど笑
でもやっぱり画質はあまり良くないなぁ、と。

野鳥撮影の初心者用としては価格も5万円以下で600mm望遠なのでオススメするとしたらこのFZ300一択ではあります。

野鳥を認識出来て、バードウォッチングの延長程度であれば大満足のカメラだと思います。

ただ僕はもう少し先に行きたくなったので、この初心者向けカメラからランクアップしまくなってしまいました。


悪かった点その2
・MFでピント合わせるのが大変

ネオ一眼なのでピントリングがレンズの筒部分にあるわけではなく、MF時はレンズ左側面のダイヤルでピントを合わせます。

写真を撮ったあとにピント位置を変えられるモードも備わっているけど、
木々の隙間にいる野鳥を捉えたい場面で毎回モード変更しなければいけないのは疲れる。
慣れれば大したことは無いのかもしれませんが、
やはりカメラマンとしては自分の腕でピントを合わせたいという思いが芽生えます。

ピント位置を変えられるモードは便利なので、この点でもやはり初心者向けにはとても良い機能です。長所は短所って感じです。




悪かった点その3
・大砲レンズへのフラストレーションが溜まる笑

野鳥撮影で公園や川沿いに行くと同志がいます。ほとんどの人は年配の男性の事が多いですが、年配の男性は基本大砲レンズです。

馬鹿でかいレンズを肩に担いで、3脚まで担いで、「大変そうだなぁ」と思う一方、

「ふっ、高倍率コンデジかよ」と嘲笑っているように感じます(僕の心が狭いからだろうけど!笑)

大砲レンズとすれ違う時、なぜかFZ300を望遠端の状態にして少しでも大砲レンズに近づける、というちゃっちいプライドを露呈させてしまう僕の人間性にがっかりします笑

でもこれもう誰でもそうなんじゃない?!と開き直ってます。孔雀だって「自分の方が大きいぞ!」と羽を広げますし、熊も立ち上がって自分の大きさをアピールします。動物だってそうなんだもん。

でも!大砲レンズはかっこいいけど、重い。
あんな馬鹿でかい2kg以上もするレンズを買ったとて、「これ持って歩くの疲れそう」と極度のめんどくさがりの僕は持ち歩かなくなるだろうな、と思って、軽量級のFZ300を購入しました。
ただマイクロフォーサーズなら望遠レンズでもそんなに重くなく、センサーサイズもFZ300に比べたら数倍広いし、なによりさまになります。

あと野鳥撮影やってます、と言うと
「え!じゃあなに大砲レンズ?!」
「いや、高倍率コンデジです…」


「なんだよ…」みたいな顔しないでよ!!
と、よくなります笑

なのでマイクロフォーサーズの軽めの望遠レンズを買い足してランクアップを計画しているところです。





以上、良かったところ、悪かったところを3点ずつ挙げました。

重ねて申し上げますが
野鳥撮影を始めようと考えている人にはめちゃくちゃオススメです。

ただそれは1年前の購入時にも分かっていたので、この1年で初心者から脱却したと感じた僕としては予想通り物足りなさを感じてきてしまいました。

さーて、ヤフオクでいくらで売れるかな(゚∀゚)