まめカメラ

まめカメラ

カメラが好きな八王子在住 28歳のブログ

FM2の音がした Nikon Zfc

月火と夏季休暇を取った4連休最終日
ニコンプラザに行ってきた。

目当てはもちろんNikon Zfcだ。


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ニコンプラザ東京には初めて行った。

そりゃNikonのデジカメは1台も持っていないから当たり前なのだけれど、フイルムはFM2とF3を持っている。




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僕のFM2



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僕のF3
レリーズボタンも赤で揃えたおしゃれさん


F3は僕が最も使ったフイルムカメラだ。

適度な重量感がたまらないし
絞りオート機能は便利だ。
黒と赤のデザインもかっこいい。

FM2は僕が初めて使ったフイルムカメラだ。

カメラ好きな親父に借りて使ってみたのが初めて。
36枚しか撮れないし現像しないと分からないという不便さがデジカメ世代の僕には笑っちゃうほど不思議で面白かった。


というものあって僕にとってNikonは思い出深いメーカーなんだけど、
デジニコンにはどうにも手が伸びなかった。

僕が初めてデジタル一眼レフの購入を検討していた時、
僕も安易で「CanonNikon」と考えていた。
今ではそんな縛り意味がない事が分かったけど、
やっぱりカメラ初心者は大手2大メーカー(かつて…?)のカメラが欲しくなってしまうのだ。



その時はCanon EOS 70Dを選んだ。
NikonのD3300(たぶん)とかもあったけど、
グリップの高さが浅くて指がレンズにぶつかってしまうのでストレスだな、という印象があった。

「握った感じ」というのはカメラ選びの要素の中でもめちゃくちゃ上位にくる選定基準だ。その点が70Dの方が良かった。

今はもう70Dも売っちゃって、

一眼レフはPENTAX K-70
コンデジRICOH GR
という

コペン党のカメラ好き

になったわけだけど、それはさておきZfcの感想だ。




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平日の12時前でもZfcを体験しにくる人が少なからずいて、
ディスプレイ用の2台は先約にすでに弄ばれているところだった。

Zfc体験待機列まで用意されていて、僕はまずそこに並んだ。

横を見るとガラス張りの展示ボックスの中には原案かな?樹脂削り出しのZfcの模型が置いてあった。

その傍らには、
おっ!Nikon FM2も置いてある
Nikonも粋だねぇ。

ガラス張りの正方形展示ボックスなのでそこをグルグル回って先約が去るのを待っていた。

あれ?このFM2、背面にディスプレイがある。。。


いや!!違う!!
これZfcやん!!
FM2ちゃうやん!

Zfcやば!!見間違えるわ!


という驚きでまず顔面に右ストレートを食らっている間に先約がどいた。


いざ、Zfc、体験だ。

持った感じ。。。
小さすぎもせず、大きすぎもしない。

上面から見下ろすと軍艦部が意外にもゴツい。ダイヤルも高さがあって操作性も快適そうだ。
そして、厚み!
FM2を握っている時と変わらぬ感触だった。
角のカクカク感のせいか?
もうフイルムカメラ触ってるのかミラーレス触ってるのか手の感触だけではわからない。

箱の両脇から手を突っ込んで何が入ってるか当てるゲームにこれが入っていたらZfcなのかFM2なのかわからんぞ!
いやFEが入っているかもしれない!
このゲームは難易度が高すぎる!



丸型アイカップも可愛いなぁ
こんなところにモードダイヤル付けやがって…などと
「旦那出張中の団地妻の快楽マッサージ」シリーズに出てくる「ここはリンパが溜まってるところですから入念にほぐしていかないと…」ときわどい箇所まで触れてくるエロマッサージ師のようにZfcを触っていたらあることに気がついた。

FM2と同じ音がする。。。


どこ、どこだ、、どこからするんだ!



はっ、、、



前面の、革張りだ。

FM2やその他のフイルムカメラもだが
前面の革張り部分を爪でコツコツと叩くと
空洞を感じるような、乾いたような音がする。
あ、この中空洞だなって分かる音。それがZfcでもした。

僕は感動してZfcの前面革張りをひたすら爪でコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツした。



いや、そろそろ電源入れろよ、と店員さんも思ってそうだなということでいざパイルダーオン!(マジンガーZです)

それではZfcの描写性、AF性能についての感想を、



言わない!!!

どうでもいい!!!

どう写るかとかAFが速いかとか、どうでもいいんだよ。
詳しく言うと「現代のカメラはどれも性能が良い」んだ。Zfcのチャームポイントはそこじゃない。ただでさえZ50と中身一緒と言われているんだ。どう撮れるかなんてどうでもいいのだ。



一通りZfcを触り、Twitterに挙げる用にとZfcの写真を撮った。



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もちろん、僕の相棒

RICOH GR3 で!


緊張した。

ニコンプラザでNikon ZfcをRICOH GR3で撮る。

Nikon店員さんはZfcに付きっきりだ、隙も突けない。

心を決めてポケットからGR3を取り出した。
(そうRICOH GR3は「究極のスナップシューター」の名の通り超コンパクトでポケットにも入るAPS-Cカメラなのだ!)



GR3は電源ボタンを押してから撮影までの時間が1秒とかからない…
僕もその起動性能に負けない速射技術を磨いてきた。
そんなGRの起動性と僕の速射技術を持ってすればニコン店員も僕がGR3で写真を撮る瞬間を見れないんじゃないか?と思い、サッとGRを構えた瞬間、背後から別のニコン店員が話しかけてきた。


「ご購入を検討されていますか?」と。


(Zfcは良いカメラだ、欲しい、僕ももちろん欲しい、でもZfcで何を撮るかというイメージがまだ僕には湧いてこない、これが必要だという確信的な理由がまだ無い、欲しい、出来れば手元に置いておきたい、だが28mm F2.8 SEセットで16万、安い買い物じゃない、だから僕はまだ予約は出来ないんだよ…)
と心の中で葛藤を繰り返していたが目の前の店員さんに返事をしなければ…


「いやぁ、、、どんなもんかなと思って」


(あっ、、、、どんなもんかなってなんか挑戦的なニュアンスになってしまった、、、し、しかも手にはRICOH GR3っ!RICOHの回し者がNikonの新製品どんなもんや?って偵察に来たみたいになってしまった。。。)


「ごゆっくりどうぞ」

ニコン店員は去っていったが、
きっと従業員専用室で

RICOHから偵察が来た!」

と大騒ぎになることだろう。申し訳ない。



逃げるようにニコンプラザを去り、新宿駅西口へ歩いていった。

駅前には小雨降る中、
屋根もない道路に座り込むホームレスを傍らに、
核廃絶運動を呼びかける団体が公演を行っていた。

見知らぬ通行人にチラシを差し出すが、
そのホームレスには手も差し伸べない。

私利私欲が渦巻く新宿という街を尻目に僕は中央線で家路についた。


(小説的終わり)




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ほぼFM2?! Nikon Z fc!!

思わずにやけました。
Nikonの発表ににやけちゃいました。

そんなカメラ好きも多かったんじゃないかと思う。





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前々からNikonからクラシカルなミラーレスが出る」と噂されていてやっと発表になったNikon Z fc
Nikonがクラシカル?と信じられなかったけど、まさか、まさかFM2を踏襲したデザインで来るとは…笑
度肝を抜かれました。


とりあえず初見の感想としては

笑っちゃうほど欲しいカメラだ。

FM2を持っている人間なら尚更。
フィルムライク、なんて言ったりするけどもうほぼ「フイルムカメラ」やん、と。
ほぼFM2やん。

先進的でスマートなフォルムのカメラが多かった近大に、かつて高級品と呼ばれた時代のフォルムを踏襲することで、その時代を生きてきた人達が懐かしさを感じ、写真を撮る手段であるカメラに多くの付加価値を授けられることを認識できる。あの頃を思い出して、スマホじゃなくてカメラで撮ってみような、って思える。
フイルム時代を知らない若年層も、レトロで可愛く、無骨で所有感溢れるこのカメラを1周まわって新しいと感じるんじゃないだろうか。

このカメラは馬鹿みたいに売れるんじゃないか?と思う。


僕はNikonが好きだけど、
フイルム時代のNikonが好き なのだ。
FM2も、F3なんかは僕の最も使用率の高いフイルムカメラだ。あの頃の無骨なフォルムが大好きだ。
デジイチになってから、グリップが浅くプラスチックボディのカメラが続いて、僕はNikonから離れた。

Nikon?フイルムは良かったよね、という人間だったのだ。

そこへ来てのこのfcの誕生は僕を改めてニコン党に入党させるには十分すぎるのだ。



カメラの売上も市場規模も年々縮小するこの時代、スマホでかなり綺麗に撮れるこの時代に、「カメラ」が必要な理由というのをカメラ好きもカメラメーカーも僕もさんざん考えてきた。カメラを持っているだけで嬉しくなるような付加価値を、どうにか愛するカメラ達に与えられないかと悩んできた。
各社がフイルムカメラを踏襲するようなカメラをリリースしだした。FUJIFILMに始まり、OLYMPUSもPEN-Fを踏襲したカメラを発売し、「フイルムライクの時代」が始まるのか!とワクワクしたが、このNikon Z fcで「フイルムライクの時代」が確定した。

これはカメラの歴史が変わった瞬間でもあると思う。これからカメラはもっと売れるんじゃないかと思わずにはいられない。
OLYMPUSのカメラ事業譲渡や、Nikonの国内生産終了のニュースで、もう10年後には店頭にカメラが並ばないんじゃないかと半ば絶望していた中、このZ fcの登場によってまたカメラの価値が改められた。もう僕は泣きたいくらい嬉しい。ありがとうNikon、ありがとうNikon

発売は7月下旬とのことなのでもう少しお預けだけど、発売されたらいの一番にヨドバシまで行って、まず礼をしてから触りたい。ありがとう、たくさん売れてね、カメラ市場を盛り上げてねって。よしんば買うから。




また、僕としてはレンズは28mm F2.8 SPECIAL Edition 一択だと思う。
FM2を踏襲したカメラには、やはりマニュアルレンズライクなレンズがお似合いだと思うからだ。16-50mmレンズなんてズームレンズではなく、カニ爪を思い出すオールドレンズのようなレンズ出ドレスアップさせてあげたいと思うのは自然だ。僕なら絶対28mm SEだ。




Nikon Z fcはカメラの未来を明るく照らす救世主のようなカメラなのだ。僕はもう泣きそうになりながら、fcの誕生を抑えきれない程喜んでいる。これこそカメラの真髄だ。フイルムからデジイチへの変換に伴いNikon離れした元ニコン党のみならず、全てのフイルムカメラユーザーを奮起させる、カメラマンの心に強く、強く訴えかける、幾重の意義を兼ね備えた新時代幕開けのカメラだ。

僕は買わずにいられるだろうか。

否!!


店頭で触ってしまったからには

「ア、スイマセンコレ下サイ」

を言わずにはいられまい。


Nikon Z fcが店頭に並ぶ。
しかもあと1ヶ月足らずで!

それまで死ねるわけがない。

その日を待ちわびず生きられるわけもない。

一時たりともfcを待望しない日はないだろう。



我々すべてのカメラ好き、写真家、カメラマンが手に入れる入れざるを問わず、この歴史的な確変をもたらすカメラの発売を待たないわけがない。

新時代だ。新時代が来る。

フイルムからデジタルに移行した第一次カメラ革命、ミラーレス時代の到来が第二次カメラ革命、そしてこの第三次カメラ革命、
フイルム回帰 がやってくる。

新時代をNikonが引っ張っていくというのも感慨深い。

Nikonも捨てたもんじゃないというのを
すべての人々に知らしめるZ fc
ゼットエフシー?

ゼフシー

とでも呼ばれるのだろうか。


あぁ、早く店頭で触りたい。

神社で祈るよりも長くfcに手を合わせ
カメラの歴史に思いを馳せて
大きく深呼吸してから
意を決して手に取るだろう。


その時、僕が16万円を持っていようがいまいが、思いのままにレジに進むだろう。


このカメラは後先考えて買うなんて出来ようもない、カメラの真髄とも言えるカメラなのだから。

OLYMPUS E-P7はX-E4の対抗馬となるか

OLYMPUSブランドが譲渡されてから初めてのカメラの発売が発表された!

OLYMPUS PEN E-P7



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このデザインとフォルム、ダイヤル配置を見た時、OLYMPUSOM-1、そして初代PEN-Fを連想した。そしてミラーレスのE-M10シリーズの面影もありながら、デジタルPEN-Fをぎゅぎゅっと凝縮したようなスマートさも見受けられる。

OLYMPUSカメラを好きな人と居酒屋で語り合いながら触りたい1台なのだけれど、残念ながらカメラ好きな友だちもいないし、緊急事態宣言下で居酒屋にも行けないため、このブログで独り言を垂れ流す他ない。


まずは正面から見た時のデザインについて。



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↑こちらが新製品E-P7



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↑デジタルPEN-F




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↑フイルム PEN-F


デジタルPEN-Fと比較すると
・貼り革の段差が広がった
レンズマウントが少し右に寄った


これ、どちらもフイルムPEN-Fに近づいたデザインになっている。デジタルとフイルムのPEN-Fの両方の要素を兼ね備えた、中間位置の、ハイブリッド of PEN-Fなのではないだろうか。

デジタルPEN-Fに実装されたフロントのイメージコントロールダイヤルも多少簡素化されてはいるが引き継がれている。

あとはグリップは垂直な段差が設けられていて、これは初代E-M10を思い出させる。EM10Mk2からは多少斜めに段差がとられていた。



次に軍艦部だ。



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↑E-P7




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↑デジタルPEN-F




真上から見るとペンタ部のないEM10シリーズのようだ。
まず賞賛したのは電源レバーだ。
よくぞそこにつけてくれた。
デジタルPEN-Fは軍艦部左端にレバーと呼べるかわからない電源レバーが設置されていて、しかも円柱で、ONなのかOFFなのかわかりづらく、かつ右手1つで電源ONからシャッター切るまでが出来なかった。右手1つでの部分はコンセプトを考慮してまぁ妥協するとしてもEM10Mk2のようなレバーであって欲しかった。

また新製品E-P7の軍艦部で僕が少しがっかりしてしまったのは、シャッターボタンにレリーズボタンのねじ切りが無かったことだ。デジタルPEN-Fにはあるのに。ただこれもコンセプトにそぐわなかったのかもしれない。かなり小型軽量化されているからレリーズボタンは不格好になってしまうのかも。

あと、昨今のOLYMPUSカメラのほとんどに言えるんだけど、モードダイヤルのAutoを緑色にするのなんか安っぽくないか。EM10Mk2は白色文字だったからとても気に入っていた。



最後に背面。


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EVFが搭載されていない以外は大きな変化は見られない。液晶がバリアングルではなくなったところくらいか。


ちなみに大きさも比較してみよう。


OLYMPUS PEN E-P7
118.3 × 68.5 × 38.1 337g

OLYMPUS EM10Mk2
119.5 × 83.1 × 46.7 399g

OLYMPUS PEN-F
124.8 × 72.1 × 37.3 427g

RICOH GR3
109.4 × 61.9 × 33.2 257g



横幅が118.3とかなりコンパクトであり、高さもペンタ部が無いのでかなりスッキリしたフォルムのようだ。
厚みはPEN-Fより厚いことになっているがPEN-Fの37.3は突起部を含まない。EVFの厚みを加味すればE-P7よりも厚いはずだ。
そしてGR3はさすがの最薄最軽量。同じ土俵に立たせるべきではないけど、やっぱりGRの素晴らしさが顕著になっている。



僕は長年OLYMPUSのEM10Mk2を使っていた。Mk4までがリリースされているけど、過去記事にも書いている通り僕はMk2だけが好きだ。
そのEM10Mk2でずーっとモノクロストリートスナップをしていたわけなんだけど、ペンタ部の出っ張りのおかけでポケットには入らない。コンデジ以外でポケットに入る大きさなんて求めてはいけないのだけれど、僕はポケットに入ってすぐ取り出せて3秒でシャッターが切れるカメラを探していた。
そうなるとレンジファインダータイプのカメラになってくるわけだ。FUJIFILM X-E4の発売前だったので現行のカメラでレンジファインダースタイルのカメラというのはほとんど無かった。
そこで行き着いたのがRICOH GR3だったんだけれど、FUJIFILM X-E4が流通した頃だったらもう少しは悩んでいたかもしれない。でも結局はGR3を選ぶだろうなと思えるくらいGR3はいいカメラだ。


そこへ来て、このPEN E-P7だ。

ストリートスナップ向けカメラ の三大カメラが出揃ったんじゃないだろうか。


まずは実機を触ってみないことには正確な評価は出来ないけど、とにかく発売初日にでも触りに行きたいと思わせるE-P7は、さすがOLYMPUSだなと思った。

仮面ライダーセイバー 評価


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2020年9月から放送の「仮面ライダーセイバー」も残すところあと3ヶ月になった。
僕は仮面ライダーが好きで、特に平成ライダーからなんだけど、全部のライダーが好きなわけではなくて「推しライダー」がいる。

かっこよかったり、
ストーリーが良かったり、
俳優さんが良かったり、
好きなライダーのポイントは様々なんだけど
セイバーはビジュアル的にはとても好みだ。
放送開始前のビジュアル公開で初めて見た時に「うっわ好き!」と思った。

第一印象が良かったライダーはビルド以来である。ジオウは「え、顔にライダーって笑」と思った記憶があるが始まって見たら特に違和感もなくむしろかっこよかった。大好きなライダーの1人になったから第一印象は言うほど重要ではないんだけど。


セイバーは上で書いた通りビジュアルが好き。放送前に変身ベルト──聖剣ソードライバー───を買ったのはセイバーが初めてだ。

だが、セイバーはいざ始まってみると
ストーリーがなんとも薄い。



小説家である主人公がある日、火炎剣烈火に出会う。「約束を守ること」を信条としており、仲間との約束を守るため、皆が笑顔である世界を守るため剣を振るう。
The主人公な性格だ。

放送当初は流行りの「否定しないツッコミ」もするキャラだった。


でもそのペゴパツッコミも10話位まで。
その後は的に仲間が狙われるたびに仲間の名前を叫び剣をぶん回す。もうちょっと余裕を持ちなさいと思う。
俳優さんも背が高いイケメンで演技力も高いのに、毎回のように「けんとーーー!」「るなーー!」「めいちゃーーーん!」
仲間との絆を重んじてるテーマだから仕方ないかもしれないけど、守るって言ったんだからもうちょっと自信を持って強さをアピールして欲しかった。ゼロワンも良く叫んでたなぁ。「イズーーー!」とかヒューマギアの名前とか。
あんま絶叫するヒーローは好きじゃない…のかな。


あまり長文で書く予定もないので
「どうなってんの?」という点を箇条書きで。


・主人公のペゴパツッコミどこいった?

・「子育てライダー」全然子供出てこなくなった

・強さを求めて脱退した蓮の「強さこそ正義」という信条をもっと分かりやすくしたストーリーが欲しかった。なんか中途半端な覚悟で脱退したみたいに感じる。どうせ戻るんだろうなぁと思っちゃう。

・2号ライダー強いのか弱いのか分からない。新しいワンダーライドブックで強化されたあとにすぐ変身解除されるレベルでやられる。カーストどうなってるんだ?

・タッセルどこいった?終盤で復活するにしてもその前までの現実世界での存在感が無さすぎる

唐橋充さんまだ出てこない?回想シーンオンリー?終盤に実は本当の真の敵的な感じで現れたとしても、こちらもその前までのエピソードが弱すぎる。けんとの父親で反逆者ってだけで、真の敵でもなんの違和感もない。


・「真の敵」という展開は良かったけどマスターロゴスというただの愉快犯。もう少しマスターロゴスにもエピソードが欲しかった。ソフィアはいらないから最初からマスターロゴスが指揮を取って慕われている存在出会った方が意外性があった。

・るな、少女のままで、成人した主人公と対等に話してるの違和感すごい。

・ズオスとか、もとは世界を救った英雄だったと思えないほど悪い奴過ぎて信じられない。てかタッセルだけ歳とりすぎ。

・マスターロゴスの聖剣、エクスカリバーの色違いで手抜き?

・けんとが絶望からカリバーになったのは分かるけど弱気すぎる。もっと吹っ切れても良かった。

・セイバー初期フォームの出番があまりに少なすぎる。もう少し進化の段階を後半でも大切にして欲しかった。急ぎすぎ。


とまぁ、思い起こせばもっとありそうだけどこんなところで。

最近の傾向として人類滅亡、地球消滅を防ぐ!みたいなストーリーが多いけど、敵がそれをしようとする動機が弱いからそんな躍起になって防ぐ必要あるのかなぁと思う。

セイバーは胸アツシーンもあんまないし…


見た目は好きだったけど推しライダーベスト10に入ってくるようなライダーが出てこなかったなぁ




もっとストーリーが良かったら
本当に好きな作品になっていたはずだけど

ビルドみたいに
「え?!そんな」

【読書感想】生まれてこない方が良かったのか?

衝撃的なタイトルである森岡正博
生まれてこないほうが良かったのか?
の感想文



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本書は哲学の分野で博識な森岡正博さんが
「人間は生まれてこない方が良い=反出生主義」という思想を「誕生肯定=生まれてきて良かった」という考え方により突破したいという内容だ。

反出生主義についてはベネターの著書が有名で、ネットでもたくさん調べられる。なかなか理解されない思想ではあるが、簡単に言うと

生まれてしまえば幸も不幸も味わうが
本当に幸せになれるかは分からない(リスクが伴う)
わざわざ無からこの世界に招くのって本当に善いこと?
生まれてきて良かった!と手放しには喜べない…


というのが反出生主義だ。


ネガティブな考え方だと思う人が大半だと思うし、誰しも「自分たちの子供は自分が絶対に幸せにする!」「産んでくれてありがとうと言ってもらえるように精一杯育てる!」と新しい命に肯定的であろうと思う。
その子供が障害を持って生まれたり、学校でいじめにあったり、受験に失敗して挫折を味わったり、そんな可能性をメンタル強めにして脇に置いてしまう。



マイノリティである反出生主義を「誕生肯定」という角度から考察することで突破しようとした本書だけど、正直な感想を言うと

何も…分かってない…かな…と思う。


まず、
生まれなければ良かった…と考えることについての見解は

「自分がこの世界にいないということを考える時、すでに自分はこの世に存在してしまっているのだから、存在しないなんてことを考えることはできない。考えている時点で存在しているから、存在しないという考えはおかしい。だから、出来もしないことを考えないで今ある生を謳歌しなければならない」



えぇっ…


哲学の世界からしたらそうなんだろうな…

でも心情が置いてきぼり…かなぁ


この見解を読んで

「そっか!前向きに生きなくっちゃ!」

と考えるような人いるのだろうか…



違うじゃん

生きていればたくさん嫌なことがあって、
街中で人と人が怒鳴りあってたとか、
自慢ばかりする人に合わせてたらすごく疲れたとか、
もう少し鼻が高ければ良かったなぁとか
そんな些細な絶望を人間だけが味わえる。

もちろん楽しいことも幸せなこともある。たくさんある。
でもそれ以上にノイズや絶望もある。

楽しいだけじゃないけど
悲しいだけでもない。

それが人間の人生だけど


わざわざオススメするほどかなぁ
と思うのだ。

たしかに、生まれてきてしまったものは仕方ない。仕方ないから精一杯生きようという森岡正博さんの意見には大賛成だ。
ただ、もしこの世に生まれた子供にはそれは言えない。
だって「仕方ない」状態に存在させたのは親である自分だから。
もう謝るしかない。

人類の繁栄だとか、
子供が増えないと国家が回らないとか、
結婚したから次は子供って普通だからとか、
親が孫の顔見せろってうるさいからとか、
友達が子供産んで幸せそうだからとか、

そういうの固定概念を一切排除した時に
本当に「いつか確実に死ぬ生き物」をわざわざこの世界に存在させたいか。
死の恐怖と、生の閉塞感を自らが命に与えることは善いのだろうか。


本書では反出生主義についても詳しく説明されている。
目からウロコだったのは仏教の成り立ちからすでに反出生主義の思想が生じていたことだ。
出家、という仏教の行いには、
二度と人間として生まれ変わらないように、「生きる欲望」を排除するという目的がある、らしい。

四苦八苦と言うが、生きる上で感じる苦悩、苦痛、それらを輪廻転生の輪から外れて二度と同じ苦しみ──人間に生まれ変わらないように​──を味わうことがないように、煩悩を捨て、人間であることを捨て餓死する。

そんな昔からある反出生主義が根付かないことに疑問を感じてしまう。



「シミュレーション理論」といって、この世が高度にプログラミングされた電子世界だと言う理論もある。
VRや3D技術が発達した今、その理論も完全否定できない。誰かが今この瞬間、電源を切ってしまったら、この世界はプツンと無くなる。
なぜ宇宙ができたのか、なぜ地球が生まれたのか、なぜ恐竜や猿が蔓延っていた時代から高度な知能を有した人間が誕生したのか、死んだらどうなるのか、わからないことばかりの不安定過ぎるこの「世界」に、確固たる自信を持って生命を生成することなど僕のにはできない。


本書はあくまで反出生主義への「意見提示」というスタンスなので完全論破できる内容ではないけど、人類が培った哲学という道徳学問の観点から多角的に分析しており一考の余地はあるけれど、マイノリティである反出生主義という思想を否定できていない。


僕も多くの人たちのように
子供可愛いから欲しいーと安直に考えられればどれほど生きやすいだろうと思うけど
どうにも納得ができず本書を購入するに至った。
多少の救いを求めた。


だが、
仮に子供が
「なぜ僕は死ななくてはならないのか。死がとてつもなく怖い。死にたくない。自分がいつか消滅することを受け入れられない。」と言った時、
僕はきっとこう言うだろう。


「本当に申し訳ない。
君をこの世界に呼んだのは他でもない僕であり、同意無く君に生と死を与えた罪は蔑ろにはできない。
君をこの世に招かなければ、眠れぬほど死を恐怖する夜を与えなかったし、40年以上の労働を強いる事もなかった。
僕の自己中心的な欲望だけで、子供が欲しいという願望だけで、君という生命を誕生させてしまい、本当に申し訳ない。」