My New Gearのご紹介!!
Panasonic LUMIX DMC FZ300
2020年の年末頃から野鳥撮影を始めた。使用機はPENTAX K-70 + 55-300mm ED WRだったが、この55-300mmレンズのオートフォーカス精度が壊滅的であること、また換算450mmの望遠に物足りなさを感じていて、野鳥撮影用の機材を探していた。
しかしながら野鳥撮影は初心者。10万円超えの300mm F4に手を出す度胸はなく、とりあえず5万円くらいで600mmくらいの望遠が撮れるコンデジはないだろうか、と各メーカーを調べた。
換算600mm以上となると
・Panasonic FZ-300
・Nikon COOLPIX P950
・SONY Cyber-shot RX10M4
が候補に上がる。
パナソニック デジタルカメラ ルミックス FZ300 光学24倍 ブラック DMC-FZ300-K
- 発売日: 2015/09/17
- メディア: エレクトロニクス
Nikon デジタルカメラ COOLPIX P950 ブラック クールピクス P950
- 発売日: 2020/02/07
- メディア: Camera
【25倍ズームで卒業式・入学式に ソニー デジタルカメラ Cyber-shot DSC-RX10M4
- 発売日: 2017/10/06
- メディア: エレクトロニクス
なぜFZ300を選んだかと言うと
・F2 8通しの明るいレンズ
・バージョンアップにより「フォーカスセレクト機能」が追加搭載されている
・デザインが好み
・それでいて定価6万円以下と安価
であるからだ。
1/2.3型センサーだから価格も抑えられているというところもあると思うが、多彩な機能を備えていて野鳥撮影の入門機としては申し分ないと思った。
早速、FZ300を持ち出してみた。
まず、「軽い」
ボディ、バッテリー、SDカードで700gも無い。今までのK-70、55-300mmで1.15kgだった。K-70ボディだけでも700g無いくらいだからそりゃ〜軽い。
野鳥撮影では鳥がよく写る瞬間、目が合った瞬間をカメラを構えて何分と待つ。
三脚は使わないので、カメラが重いと腕が辛い。K-70では1日立つと右手が痛くなっていたけど、このFZ300ではずっとホールドしていても腕に負担が無い。軽いは正義だ。持ち運びも全く苦じゃない。
あと、使ってみて思った。
オートフォーカス早っ!
そんで手ぶれ補正すごっ!
600mm望遠も良い、届かなかったところに届く。
またF2.8通しの明るいレンズはやはりシャッタースピードが稼げる。F2.8、ISO100固定でも1/500〜800秒は稼げる。もう少しシャッタースピードを上げても画質に大きな劣化はないだろうと思う。
センサーが小さいからなるべく鳥に近づく必要はあるけど、とりあえずちゃんと野鳥撮影が出来るから嬉しい。
あとは「フォーカスセレクト」だ。
野鳥は枝葉の奥の方にいる事が多い。AFでは手前の枝にピントがあってしまうこともしばしば。この間もそんな状況になったのでフォーカスセレクトを使ってみた。
手前の枝にピントがあっているけど…
はい!
ちゃんと奥の野鳥にもフォーカスしている。
これは便利だ。
ファンクションボタンをカスタマイズして即フォーカスセレクトモードに切り替えられるから一瞬を逃がす心配もない。
とりあえず、1日使ってみた感想は以上。
野鳥撮影向けに作られたんじゃなかろうかと思うほどストレスフリーでしっかり描写してくれる。
野鳥を撮りたいけど何十万も払って望遠レンズを買う資金がない、機材はなるべく軽くしたいという人にとてもオススメだ。
正直、このFZ300を1年間使ってからPENTAX 300mm F4にグレードアップしようかと考えていたけど、FZ300とのフィーリングが予想以上に良く、手放すことは出来ないかもしれない。