ぼく、明日で30歳。
30歳…
早い。時の流れ早い。
ついこの間20歳だった気がしている。
社会人になってもう8年が経つし。
8年って言ったら小学1年生が中学2年生だ。
大学なら2周している。
こう考えると本当に長い時間に思えるけど
実際はあっという間に、気づいたら8年。
僕は成長できているのだろうか。
前回の節目、20歳の誕生日の時から何が変わっただろうか。
きっとまだまだ若いから、自分に多大な可能性を感じて
夢物語を繰り広げる幸せな悩みを抱いていたんだろう。
そういえば、僕は博物館の学芸員になりたかったのだ。
そのために学芸員資格を得られる大学にも入った。
でも今、サラリーマンを8年続けている。
あと10年経って、40歳になった時、
いったいどんな人間になっているんだろう。
40歳。すごい大人に思える。
でも20歳の頃の僕も、
30歳とはなんて大人なんだ、と考えていた。
実際はこんな感じで全然大人じゃない。
20歳の僕よ、よく聞け。
30歳の君は仕事と同じくらい
シャドウバースに熱を注いでいるぞ。
シャドウバースめっちゃ面白いぞ。
脱線した。
40歳になった時に
10年前どんな考えをしていたか
を知るためにここに書いておきたい。
これは
30年生きてきた僕の真理
だ。
20歳の、可能性を信じ、根拠のない自信でいっぱいだった僕との決別であり、
40歳の僕に向けた確認テストでもある。
では、30年の真理を書いていく。
1.配られたカードで勝負するしかない
この言葉は、スヌーピーで出てくる。
『配られたカードで勝負するしかないのさ。
それがどんな意味であれ。』
人それぞれ。持っている個性もそれぞれ。
その個性が、配られたカードなのだとしたら
誰かが持っているカードを奪い取ることはできない。
真似をしている内に手に入れられることもあるだろうけど
『社交性がある』『モテる』『人の上に立つ力量』など
習得が困難なカードもある。
どう考えても自分のものに出来ないカードってある。
だから、ないんだから仕方ない。
ん?ジンベエも言ってたな。
だから、持ってるカードで勝負するしかないのだ。
あなたが持っているそのカードは、
あのバリバリに仕事できてスタイル良くてモテてお金も持ってて話も面白くて販売成績の良い同期は持っていない。そいつには持つことのできないカードかもしれない。
自分のカードが分かれば、
どういった場面場所で使えば有効か
が分かるようにもなってくる。
『上に立つ力量』が無くても
『スーパー縁の下の力持ち』というカードがあるなら
別に出世街道に乗ってなくてもよいのだ。
心理学的に言うと
自己受容
をするということだ。
自己肯定ではなく自己受容。
肯定も否定もせず、現状の自分をただ受け入れる。
ただこの言葉は
諦めの言葉ではない。
だって持ってないんだから出来なくて当たり前じゃないですか~じゃない。
そうじやなくて
自分のカードを増やしていこうよ
って話だ。
つまりは勉強に励んでスキルを身につけるだったり
いろんな人と関わる中で自分も知らなかった自分にしかないカードを発見することだ。
人生ってそういうことじゃないかと
30の僕は思う。
2.一般ピープルとして死ぬ決意を持つ
日本人のの99.999%は有名人にならずに
一般ピープルとして死んでいく、らしい。
名声を得られるのはたったの0.001%なのだ。
その他大勢 の一般ピープルは100年経てば
もう覚えている人は誰もいない。
誰も覚えていない、
生きていた証明も残らない人は
この世界で生きていた という事実すら無くなる。
必死で80年生きてきたのに、
この世界にいなかった ことになってしまうのだ。
でもそんな人たちが日本人の99.999%なのだ。
それならば、僕もいい加減受け入れよう。
それが受け入れられなくて
悪事で有名になろうとするYouTuberにも
教えてあげたい。
3.人は大して自分を見ていない
仕事で使うケータイが未だにガラケーなのだけれど
外で着信があって電話していると
周りの人から
『えっ?!ガラケー?!』
『なに?時代に逆らってる俺かっけー!みたいな?』
と思われていそうで、
電話が終わったら
すかさず自分のスマホを取り出してみたりする。
いや、そもそも誰も自分のことなんて見ていないし
なんならそう思われたところで別に損もしないし
たかが、二度と会うことない通行人だし
10秒後には晩御飯のことを考えているかもしれない。
人は案外自分を見ていないし
どう思われるかを気にして余計な行動を起こすべきじゃないのだ。
昨日食べすぎてちょっとむくんでるな なんて
気づけるのは自分だけなのだ。
誰も僕のことなんか見ちゃいない。
上司に怒鳴られた夜に一人悩んで泣いていても
上司は家でビール飲みながらプロ野球観戦しているかもしれないのだ。
反省は必要だが、誰かがずっといい意味でも悪い意味でも自分のことを考え続けていることなんてそうそう無い。恋くらいだ。
だから、他人の目っていうストレスの元は
早々に排除した方が良い。
若い内は気にして気にして、
狭い世界で空回りしてしまうけどね。
4.すべてに意味は無い
僕はゲームが出来なかった。
出来ない というか、
『ゲームを長い期間続けることが出来なかった』
ある程度やりこんで
ゲームの全容を把握できて
用意されたゴールまであとちょっと
というところで
『これやっててなにになるんだろう』
といきなり冷めてしまって辞めてしまう。
ポケモンで四天王を倒したところで
お金にもならないし、
実生活で応用もできない。
時間だけ食って、終わる。
なんて意味がないのだろう。
と、思っていた。
でも、すべてのことに大した意味は無い。
人生すら意味はない。
意味は自分でつけるものだ、とか言うつもりはないんだけど
上で書いたように一般ピープルはただ息を吸って吐いて死んでいくだけ。いつかこの世界から痕跡が跡形もなく無くなる。
ならば、無駄な時間を楽しめばよいのだ。
無駄な人生から無駄なものを切り捨てることは出来ない。
とことん無駄を楽しむだけなのだ。
5.ライフワークを持ってるとハッピー
趣味ですね。
社会人は趣味があるないで全然幸福度が変わると思っている。
僕はカメラが好きで、
ふらっと街に繰り出してストリートスナップしたり
山に入って野鳥撮影をしたりしている。
文化と自然という真逆の2つのテーマがあるからどちらにも感銘を受けてとても楽しい。
最近ではシャドウバースにハマっている。
毎日隙あらばやっている。
僕もゲームが出来るようになったのだ。
こういったライフワーク、趣味が日々に彩りをくれる。
ただひとつ気を付けなればいけないのは
他人の目をきっかけに始めた趣味は続かない
ということだ。
街でポツンと置いてあるグランドピアノで華麗に弾いて褒められたいなぁ
などと考えてピアノを買っても1週間も続かないし
Instagramでバズりたい!とキャンバスに油絵を描いたところで、そんなすぐにクオリティの高い絵が描けるわけもなく挫折する。
きっかけが
他人に褒められたい とか
他人を見返したい とかだと
そうそう続かない。
新しい趣味を始めたいとき、
一度立ち止まった自分にこう聞くといい。
『人類が自分一人でもそれがやりたいか?』
まぁ、趣味って
趣味にしよう
じゃなくて、
気付いたら続けていたことが趣味
なんだろうけど。
以上
ということで、5つの真理でした。
30歳か。身の振り方改めないとな。