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カメラが好きな八王子在住 28歳のブログ

【オールドレンズ分解清掃】Nikon Ai-S 50mm F1.4

Nikon Ai-S 50mm F1.4 の分解清掃手順






光学機器メンテナンス企業勤務
カメラ好きサラリーマンです。
せっかくなら

家でも光学機器メンテナンスしちゃおう!

ということで
オールドレンズの分解清掃を行いました。

では早速!
以下が手順になります。






手順1.まずピントレンズを無限遠までせり出すと見えるネジ(マイナス)を外す

するとレンズ全面のリングが外れます。






手順2.銘板リングを回して外す

銘板リングとレンズが取り外せました。
カビはそんなに無いようです。
エタノール、アルカリ電解水
清掃するだけで十分です。


銘板リングを外すと絞り羽がコンニチハします。
絞りの動作も問題ないので
ここは分解しません。






手順3.マウント側のネジ(プラス)3点を外す

マウントが取り外せました。
噛み合わせ位置が決まっているので
忘れないようにマスキングテープで
位置取りをしておきます。







手順4.真ん中の両凸レンズを回して外す

両凸レンズを外すと
似たような両凸レンズがまた出てきました。
これは両凸レンズ2と名付けましょう。

外した両凸レンズは結構カビだらけ(´-ω-`;)
エタノールで入念に拭いたら
ほとんどカビは無くなりました。
そういえば、昔
「結構」というワードを使うと
母が「結構毛だらけ猫灰だらけ」と
とぼけた顔で言ってきたけど
あれなんなんだろう?

Before

After

うん、綺麗






手順5.絞りリングを外す

これは回したりせずパカッと外れます。
絞りリングも噛み合わせ位置が決まっています。
ここの噛み合わせ位置は
「ここ!」としかハマらないところなので
特にマスキングはしませんでした。






手順6.両凸レンズ2を回して外す

両凸レンズ2は手でクルクル回せば外せます。
外した両凸レンズ2の中のOリングに
カニ目用の窪みがあるので
そこにカニ目をぶっ刺して回して外します。

このOリングが両凸レンズ2を
ホルダ内で固定する役割を持っているので
レンズサッカーで簡単に取り外せます。


↓これ使ってます


カビは無さそうなので
エタノール、アルカリ電解水で清掃します。







手順7.絞り羽手前のレンズの確認

ここまででマウント側、フロント側の
取り外し可能なレンズは全て取り外し済みです。
あとは絞り羽手前のこのレンズだけ。


マウント側のレバーを引くと絞り羽が開いて
レンズの裏側も見えるようになります。
なので、レンズは取り外しせず
その状態で表裏を清掃します。






手順8.組み上げ

手順1〜7を逆手順で元に戻すだけになります。




番外編でピントリングの
ゴムラバー清掃も貼っておきます。
エタノールを綿棒に染み込ませて
汚れ目掛けて地道にコスコスしました。

Before

After




ということで、
Nikon Ai-S 50mm F1.4
の分解清掃完了です!

これでまた、宝石が1つこの世に蘇りました!

オールドレンズに幸あらんことを〜ԅ(¯﹃¯ԅ)



へば!!