まめカメラ

まめのカメラブログ

カメラが好きな八王子在住 28歳のブログ

【自作寓話】海を渡るライオン


ある無謀なライオンがいた。

ライオンは水平線に見える大陸に憧れていたので

決心して海を泳ぎだした。


百獣の王と呼ばれ

威風堂々としたライオンが

犬かきで海をかき分け、

3日かけて、やっとこさ

大陸にたどり着いた。



岸にたどり着いたライオンは

あまりの疲れに

波打ち際に倒れ込んでしまった。



すると、その大陸の長老ライオンがやってきて話しかけた。




「まさかこの海を泳いで来なさったのか。」



「あぁ、三日三晩、波をかき分けた。

犬かきでな。」


「犬かき!

百獣の王と称される我々ライオンが!!

ライオンとは高貴で矜恃を持った存在であるべきなのに…!

立派であるはずのたてがみも

海に濡れてまるでワカメのようではないか。

そんな姿を見られて恥ずかしいとは思わんか。

情けないとは思わんか。」



ライオンはただ一言。




「だからお前はこの大陸から出られなかったのだ」





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周りの目が気になって動けない、なんてことが現代では結構多くなっていると感じます。

でも、案外誰も見ていないもので、周りの目なんてものは無いに等しく、むしろ足枷でしかないと思います。

バカにされようが蔑まされようが
自分がやりたいことをやったもん勝ち。

人生1回。思い切って動きましょう。

という寓話でした。