まめカメラ

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カメラが好きな八王子在住 28歳のブログ

FM2の音がした Nikon Zfc

月火と夏季休暇を取った4連休最終日
ニコンプラザに行ってきた。

目当てはもちろんNikon Zfcだ。


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ニコンプラザ東京には初めて行った。

そりゃNikonのデジカメは1台も持っていないから当たり前なのだけれど、フイルムはFM2とF3を持っている。




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僕のFM2



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僕のF3
レリーズボタンも赤で揃えたおしゃれさん


F3は僕が最も使ったフイルムカメラだ。

適度な重量感がたまらないし
絞りオート機能は便利だ。
黒と赤のデザインもかっこいい。

FM2は僕が初めて使ったフイルムカメラだ。

カメラ好きな親父に借りて使ってみたのが初めて。
36枚しか撮れないし現像しないと分からないという不便さがデジカメ世代の僕には笑っちゃうほど不思議で面白かった。


というものあって僕にとってNikonは思い出深いメーカーなんだけど、
デジニコンにはどうにも手が伸びなかった。

僕が初めてデジタル一眼レフの購入を検討していた時、
僕も安易で「CanonNikon」と考えていた。
今ではそんな縛り意味がない事が分かったけど、
やっぱりカメラ初心者は大手2大メーカー(かつて…?)のカメラが欲しくなってしまうのだ。



その時はCanon EOS 70Dを選んだ。
NikonのD3300(たぶん)とかもあったけど、
グリップの高さが浅くて指がレンズにぶつかってしまうのでストレスだな、という印象があった。

「握った感じ」というのはカメラ選びの要素の中でもめちゃくちゃ上位にくる選定基準だ。その点が70Dの方が良かった。

今はもう70Dも売っちゃって、

一眼レフはPENTAX K-70
コンデジRICOH GR
という

コペン党のカメラ好き

になったわけだけど、それはさておきZfcの感想だ。




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平日の12時前でもZfcを体験しにくる人が少なからずいて、
ディスプレイ用の2台は先約にすでに弄ばれているところだった。

Zfc体験待機列まで用意されていて、僕はまずそこに並んだ。

横を見るとガラス張りの展示ボックスの中には原案かな?樹脂削り出しのZfcの模型が置いてあった。

その傍らには、
おっ!Nikon FM2も置いてある
Nikonも粋だねぇ。

ガラス張りの正方形展示ボックスなのでそこをグルグル回って先約が去るのを待っていた。

あれ?このFM2、背面にディスプレイがある。。。


いや!!違う!!
これZfcやん!!
FM2ちゃうやん!

Zfcやば!!見間違えるわ!


という驚きでまず顔面に右ストレートを食らっている間に先約がどいた。


いざ、Zfc、体験だ。

持った感じ。。。
小さすぎもせず、大きすぎもしない。

上面から見下ろすと軍艦部が意外にもゴツい。ダイヤルも高さがあって操作性も快適そうだ。
そして、厚み!
FM2を握っている時と変わらぬ感触だった。
角のカクカク感のせいか?
もうフイルムカメラ触ってるのかミラーレス触ってるのか手の感触だけではわからない。

箱の両脇から手を突っ込んで何が入ってるか当てるゲームにこれが入っていたらZfcなのかFM2なのかわからんぞ!
いやFEが入っているかもしれない!
このゲームは難易度が高すぎる!



丸型アイカップも可愛いなぁ
こんなところにモードダイヤル付けやがって…などと
「旦那出張中の団地妻の快楽マッサージ」シリーズに出てくる「ここはリンパが溜まってるところですから入念にほぐしていかないと…」ときわどい箇所まで触れてくるエロマッサージ師のようにZfcを触っていたらあることに気がついた。

FM2と同じ音がする。。。


どこ、どこだ、、どこからするんだ!



はっ、、、



前面の、革張りだ。

FM2やその他のフイルムカメラもだが
前面の革張り部分を爪でコツコツと叩くと
空洞を感じるような、乾いたような音がする。
あ、この中空洞だなって分かる音。それがZfcでもした。

僕は感動してZfcの前面革張りをひたすら爪でコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツした。



いや、そろそろ電源入れろよ、と店員さんも思ってそうだなということでいざパイルダーオン!(マジンガーZです)

それではZfcの描写性、AF性能についての感想を、



言わない!!!

どうでもいい!!!

どう写るかとかAFが速いかとか、どうでもいいんだよ。
詳しく言うと「現代のカメラはどれも性能が良い」んだ。Zfcのチャームポイントはそこじゃない。ただでさえZ50と中身一緒と言われているんだ。どう撮れるかなんてどうでもいいのだ。



一通りZfcを触り、Twitterに挙げる用にとZfcの写真を撮った。



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もちろん、僕の相棒

RICOH GR3 で!


緊張した。

ニコンプラザでNikon ZfcをRICOH GR3で撮る。

Nikon店員さんはZfcに付きっきりだ、隙も突けない。

心を決めてポケットからGR3を取り出した。
(そうRICOH GR3は「究極のスナップシューター」の名の通り超コンパクトでポケットにも入るAPS-Cカメラなのだ!)



GR3は電源ボタンを押してから撮影までの時間が1秒とかからない…
僕もその起動性能に負けない速射技術を磨いてきた。
そんなGRの起動性と僕の速射技術を持ってすればニコン店員も僕がGR3で写真を撮る瞬間を見れないんじゃないか?と思い、サッとGRを構えた瞬間、背後から別のニコン店員が話しかけてきた。


「ご購入を検討されていますか?」と。


(Zfcは良いカメラだ、欲しい、僕ももちろん欲しい、でもZfcで何を撮るかというイメージがまだ僕には湧いてこない、これが必要だという確信的な理由がまだ無い、欲しい、出来れば手元に置いておきたい、だが28mm F2.8 SEセットで16万、安い買い物じゃない、だから僕はまだ予約は出来ないんだよ…)
と心の中で葛藤を繰り返していたが目の前の店員さんに返事をしなければ…


「いやぁ、、、どんなもんかなと思って」


(あっ、、、、どんなもんかなってなんか挑戦的なニュアンスになってしまった、、、し、しかも手にはRICOH GR3っ!RICOHの回し者がNikonの新製品どんなもんや?って偵察に来たみたいになってしまった。。。)


「ごゆっくりどうぞ」

ニコン店員は去っていったが、
きっと従業員専用室で

RICOHから偵察が来た!」

と大騒ぎになることだろう。申し訳ない。



逃げるようにニコンプラザを去り、新宿駅西口へ歩いていった。

駅前には小雨降る中、
屋根もない道路に座り込むホームレスを傍らに、
核廃絶運動を呼びかける団体が公演を行っていた。

見知らぬ通行人にチラシを差し出すが、
そのホームレスには手も差し伸べない。

私利私欲が渦巻く新宿という街を尻目に僕は中央線で家路についた。


(小説的終わり)




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