まめカメラ

まめのカメラブログ

カメラが好きな八王子在住 28歳のブログ

僕がHSPだと確信した理由


f:id:k241214:20200907093357j:plain



僕はHSPだ。

Highly Sensitive Person の略で
「超繊細な人」と訳せる。

HSPとは何か、についてはいろいろな説明記事がネットに溢れているので、存じ上げないという方はこの機会に調べてみてほしい。

これは病気ではない、らしい。
生まれつき感受性が高く、刺激に敏感で、過度に刺激を受け取ってしまう個性だそうだ。

主な特徴は
・人の気持ちに振り回されやすい
・人混みが苦手
・一人が好き
・やらなければいけないことが短時間にたくさんあると動転してしまう
・音楽が芸術に深く感動する etc…


ただ、
「そんなん誰でも感じるべ」とも思う。
気が弱ければ人の意見に流されるし、田舎者は人混みが辛いし、やらなければいけないことがたくさんあればそりゃ動転する。
HSP診断 のようなものもあるけど、HSPではなくても該当するであろう項目もある。


「過度にHSPを意識しすぎなのでは?」
「ホントはHSPではないのでは?」
と大前提から考えてみたが、
僕にはHSPである」という強い思い出、経験がある。
きっと世の中の「普通」とはかけ離れた考え方、感じ方をしている。
ちょっとその経験について書いておきたい。


・めちゃくちゃ好奇心旺盛で多趣味

・幼稚園の頃から一人が好き

・テレビやCMでも怒っている人を見ると激しく緊張してしまう

・答えのない問い について深く深く思考してしまう

・服の素材に敏感

・空想と現実の区別がつかなくなる

・考えるスケールが宇宙視点で周りと浮く

・痛みに敏感


思いつく経験でいうとこのくらい。
ひとつひとつ、掘り下げてみる。

・めちゃくちゃ好奇心旺盛で多趣味

 
HSPというよりHSSよりの気質なのだけど、興味の移り変わりが激しい。よって多趣味である。
やりたいこと、興味があることは数日スパンで変わっていく。
でも移り変わったらポイではなくて、また戻ってくることもある。
カメラ→英会話→DIY→カメラ みたいな。
だって興味が尽きないのだもの。
色々やりたいことがたくさんあって、でも一日は24時間しかない。
短い時間でたくさん楽しみたいのだ。
だから飽き性とか中途半端とか言わないでね。


・幼稚園の頃から一人が好き

HSPは敏感な神経を休めるために「一人の時間」が必須だ。
僕は幼稚園の頃、クラスのみんなが教室に集まっている中、砂場に一人でいたり、
小学校の頃は友達をお家に誘ってしばらくは遊ぶけど、母が様子を見に来ると部屋にはその友達しかおらず、僕は公園で一人で遊んでいたらしい。
その後の人生も一人でいる時間がないと苦しく、3兄弟で子供部屋は2部屋だったが、僕だけ一人部屋にしてもらっていた。
あとは1人カラオケも好き。
とにかく1人になれる時間は心が安らぎ、なくてはならない時間だ。

・テレビやCMでも怒っている人を見ると激しく緊張してしまう

怒りの感情を出している人がとにかく苦手。
奥さんがよく同居型恋愛バラエティー番組を見ているのだけれど、人間関係のいざこざで怒鳴り合いをしている場面が多かった。僕はそれがダメで、観ている聞いているだけでハラハラしてきてしまって、この番組は僕がいないときに観てほしい とお願いするくらいだ。
あと、最近だと米倉涼子が出演している楽天モバイルのCMがすごく怖い笑
スマホ代が高すぎる!」とか「下げてほしいと思ってる!」とか、怒っているわけではないけど、ドS全開の女優さんなのでなんだか自分が怒られているような気分になってしまう。そんな僕を奥さんは笑っているけど、僕にとっては深刻な問題だ。だってCMっていきなり流れてくるから避けられない!

・答えのない問い について深く深く思考してしまう

僕の好きな番組に「古代の宇宙人」という海外番組がある。
なぜ地球は誕生したのか?
なぜ人間が誕生したのか?
宇宙人はいるのか?
宇宙人が人間を作ったのか?
どれだけ考えても答えはでない問いを深く考えてしまう。
その最たるものが死の問題で、死んだらどうなるのかをほぼ毎日考えている。考え込みすぎて反出生主義になってしまったのだけれど、HSPは反出生主義者が多い気がする。

・服の素材に敏感

服を選ぶとき、普通の人は一番最初にデザインを見ると思うけど僕は肌触りを最初にチェックする。別に肌が弱いわけでもアトピーでもないんだけど、素材が合わないとそればかり気になり他のことに集中できなくなる。
最近とてもいい素材を見つけた。トライブレンドという生地で、伸縮性があって肌触りが滑らかでストレスが全くない!とてもいい!

・空想と現実の区別がつかなくなる

子供の頃から「会話の流れがおかしい」とよく言われる。
なぜだろう、と振り返ると、
目の前の相手と会話しているつもりで思考をしているため、「ってことはさ」といきなり話しかけてしまう。
あとは頭の中でたくさん想像して考えているので、奥さんに「ねえ!どっかいっちゃってるよ!」と現実に引き戻されることがある。
いろいろなことに敏感なので、
どうすれば一番良い結末になるのか、
また状況が悪化しないためにどんな言動が必要か、を脳内シミュレーションすることで、自身への刺激も最小限にしようとする本能なのだろうと思うけど、人と会話がスムーズに出来ないのは痛い。

・考えるスケールが宇宙視点で周りと浮く

HSPは考えのスケールが大きい傾向にある。
仕事をしていても、
こんな大きな宇宙のちっぽけな地球に何万とある会社の小さな案件なのに、なんでそんなに躍起になっているの?と考えてしまう。
大抵のことが宇宙視点であり、それゆえにすべてちっぽけな問題として処理する。
服の素材や宇宙人については考え込むくせに笑
これをやってなにになる?と考えてしまうことも多く、学校行事や体育祭などは基本的に意味が理解できない。

・痛みに敏感

かすり傷でもささくれでもとにかくすぐ気づく。 
あと他人の痛みにも敏感で、
この間奥さんが軽度のぎっくり腰になったとき、
「わたしがイタタタって言うとなんであなたもイタタタっ言うの?笑」と言われた。
でも言ってるつもりはなかったので、もう一回イタタタって言ってみてもらったら反射的に僕もイタタタって言っちゃった笑
あー痛いそうだな。こんな感じに痛いのかな辛いのかなって想像したときに自分も痛くなった気持ちになってしまう。ミラー効果というらしいけど、僕はそれが強いらしい。
他人の痛みや喜びなどに同調する力が強い。
 



といった感じでかなり独特な思い出が多い。
そのどれもがHSPの項目に当てはまる。
だから僕はほぼ100% HSPなのだと自覚している。


HSPは世の中、人間社会に溶け込むことにかなり労力がいる。疲れてしまう。
だから、自己肯定感が下がりやすいけど 
HSPっていう個性なんだから仕方がない」と思えると気持ちが楽になる。


このHSPを病気みたいに捉えて、
私はHSPという病気だから優しくして、や
HSPに優しい世の中を望む というのはお門違いだ。

我々HSPは個性であり特長であり長所だ。
不利に働くことばかりではないから、上手くコントロールして能力として扱ってやればいい。

自分のことも深く考えられるHSPだから、
こういった共通認識のある個性が自分に備わっているのだと自身を理解できる機会がHSP気質の方々に増えますように!