2018年のクリスマスに横浜のカメスズさんで買った思い入れの深いOLYMPUS OM-1。
がしかし、最近ファインダーを覗くとカビではないけど目につく汚れが…
ネット上にOM-1修理方法が書いてあるサイトがたくさんあったので、自分で分解修理してみることにした。仕事柄、機器の修理をしたりするけどカメラは初めてなのだ。上手くいくかどうか不安になりながらも順調に分解開始。
プリズム部に汚れが付着しているようなので上ケースを開け、プリズムを取り出す。
上ケースを開けると細かい部品がたくさん使用されていてリード線も複雑に配置されている。
なんだかカメラの神秘を見た気がした。
このカメラが作られた時、30〜40年前の技術者がこれを組立て、以降誰も開けることがなかった部分なのだ。僕が生まれる前に作られたこのカメラが僕の手に回って来たこと自体が奇跡なのだ。そして精密に作り込まれた内部を見てしまうと、やはりカメラは家電製品ではなく精密機器なのだ、ということを思い知らされる。
プリズムを取り出すことができた。
劣化により蒸着剥がれが起きており、その淵にサビが付着している。ファインダーから見える汚れはこのサビのようだ。
だがしかし、このサビが取れない。
削っても酸性薬品を塗布してもなかなか取れない。ただある程度は剥がれ、ファインダー内でもそれほど気にならないレベルになったので良しとした。プリズム新品あれば交換対応できるのにな、しゃーない。
それにしてもプリズムって部品は綺麗だなぁ
カメラ修理、楽しいけど難しい