まめカメラ

まめのカメラブログ

カメラが好きな八王子在住 28歳のブログ

いい写真といいねな写真

前にちらっと聞いた言葉

『いい写真』と『いいねな写真』がある

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これは「趣味︰カメラ」の人間としては無視出来ない。

「いい写真」の定義は難しい。100人中100人が絶賛すればそれはいい写真だとは思うが、たった1人でも誰かの心を打ち、それに感銘を受け人生に変化があれば、それもまたいい写真だ。

対照的に「いいねな写真」は定量的だ。SNSに投稿し集まったいいねの数が評価基準となる。分け隔てなく多くのひとから高評価を得られ、広告などの商用に使用されていそうな、そんな写真だ。

この「いいねな写真」には大きく分けると2種類あると、僕は思う。

1つは、 色鮮やかで、きらびやかで、華やかな写真

花、夜空、海などの色鮮やか写真が主で、基本的には撮って出しされることなく、彩度をプラス補正している。美しく、見ていて気分が晴れるような、そんな写真。ただ現実にそれは存在しない。大幅な加工が施されているため「リアリティ」より「アート」の要素が強め。

もう1つは、 普通は眺めることが出来ない珍しい景色の写真

澄んだ海の中を優雅に泳ぐ熱帯魚、砂漠、オーロラ、氷山、熱帯など、ある特定の地域でしか眺めることの出来ない珍しい景色に非現実的な魅力を感じる。「レアだから」いいねを押す。ただ、レア=いい写真の式は成り立たない。また、こちらもアートな要素が多い。

写真というものには「現実性(リアリティ)」「芸術性(アート)」がある。 記録と芸術 という2つの役割を担っている。

そう考えると 「いい写真」は「現実性」 「いいねな写真」は「芸術性」 にベクトルが向いているように思える。

どの写真にも不正解はないので、 リアリティを追求したストリートスナップを撮ろうが、うっとりしてしまうようなお花の写真を撮ろうが自由であることは確定的な事実だ。

僕はどちらかと言うと写真でリアリティを表現したいと思っている。そのためほとんどがモノクロのストリートスナップだ。

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撮ったあとはInstagramに上げているが、極力加工しない。しても露出補正を±1段くらい。僕がその時に見たものそのままを表現したいから。

そして写真は撮影者の体験を追体験できるところも魅力だと思う。 撮影者がその瞬間の何に目が留まり、何が心の琴線に触れ、何を伝えたくてシャッターを切ったのか。

写真を通して 伝えたいことが 伝えたいひとに ちゃんと伝わること

僕の中の「いい写真」の定義はこれかもしれない。

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