FUJIFILM X10
購入しました!
昨日届いたのでまだ写真は撮っていないのだけれど、まずなぜ今更2011年発売のX10なのか、ということを述べていきたい。
僕はデジタル、フイルム含めカメラを現在5台持っている。その中でデジタルカメラは1台のみ。 OLYMPUS OM-D E-M10 Mark2 だ。 なぜこの1台だけなのかというのは下記過去記事を参照してもらうとして。。。
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark2 へのラブレター - まめかめら
簡単に言うと、E-M10 Mark2が良すぎて他のデジタルカメラを買う気が湧かなかった というところ。E-M10 Mark2は不動のメイン機なのだ。もう4年以上使っていて、1度メンテナンスに出して修理してもらったこともあり、愛着もすごい。
それとは別で、ずっと僕の中にあった欲望がある。
レンジファインダーカメラが欲しい
現行であればOLYMPUS PEN-F(デジタル)や、FUJIFILM X100Fがある。 店頭でそれらを触って見たものの、デザインや機能性、グリップのフィット感、サイズ感等がしっくり来ず、購入に踏み切ることは無かった。 Leica?買えるわけないじゃないか!!
と、まぁ色々ネットで調べている中で見つけちゃいました、FUJIFILM X10。
まずはこのデザイン性ですね。正面から見てロゴ等の文字がなくスッキリしています。赤いシャッターボタンを付ければ「黒いレンジファインダーに赤のカラーポイント?Leica?」と間違えてしまいそう、うふ。 重量も350g程度で軽く、ストリートスナップには持ってこい。サムレストを付ければフイルムの巻き上げレバーのようでヴィンテージ感が出るし、握ったときのフィット感もぐんと上がる。
現行のX100Fでもサムレストは付けられるけど、サムレスト取り付け範囲にボタンがあって機能が制限されてしまう。X10はその範囲にボタンはないため取り付け後に余計なストレスはない。
また2011年発売にしてはオートフォーカスが早い。まったくストレスがない。
そしてなにより気に入っている設計が2つ!
1つは、やはり光学ファインダーが搭載されていること。 昨今のデジタルカメラはほとんどがEVFだ。たまにフイルムカメラを使うとあの光学ファインダーの窓を覗きながらシャッターを切る瞬間がたまらない。 しかしこのX10の光学ファインダー、備えているのは必要最低限の性能のみだ。絞り、SS等の情報などが隅に見えるわけでもなく、ピント位置がわかるわけでもなく、パララックス補正があるわけでもなく、ただ覗く! 覗く!それだけに特化した窓!
あとWiFiも搭載されていません。 現代では「不便」と認識されてしまうスペックではあるけれど、その不便さに趣を感じる。なんだかフイルムカメラを使っている時のような心地よさを感じるのだ。機能性は度外視し、あくまで趣に重点を置きたい。
そしてもう1点は手動ズームレンズであること。
X10はコンパクトデジタルカメラだ。大半のコンデジはズームレバーがあり、電動ズーム(自動ズーム)である。そして電動ズームだと画角の微妙な調整が難しい。28mm画角がいいのに30mmになってしまったりする。 X10の手動ズームレンズは一眼カメラと同等に微細な調整がストレスなくできる。 コンデジでありながら、それ以上の操作性を備えているところ、さすが老舗富士フイルムだ。
総じて、このX10の魅力というものは「フイルムカメラっぽさ」であると思う。 操作性や撮影性能はさすがに2011年発売品なので満点とはいい難いが、そこはE-M10 Mark2に任せるとして。 デザイン性は大満足の出来だと思っている。
街に持っていきたくなるカメラなのだ。 掌にあるだけで嬉しくなる、そんなカメラなのだ。